【Access】毎日続ける!家計簿をAccessで作ってみた。①

まりや


毎日続けられる家計簿を考える

毎月赤字で、どれだけお金を使っているのかわからない!
お金を何に、いったいどのくらい使っているのだろう?
無駄遣いをしているつもりはないのに、なぜかお金が貯まらない!


そこで、「家計簿をつけて原因と対策を」と一念発起、しかしあまりに細かく費目を分けすぎると、いざレシートを手にしたとき「これはいったい何費?」と悩んだり、面倒くさくなって続かなかったりします。

また、せっかく家計簿をつけていても効果が見えないということもあります。

このような家計簿にならないよう、毎日続けられる、貯まる家計簿を考えてみます。

家計簿をつける目的は?

毎月の支出総額や支出の内訳(家計簿でいう費目)が把握できていないと、無駄がわからず家計の見直しができません。

費目ごとの支出が把握できれば無駄使いがわかり、家計の見直しをすることができます。

家計簿で日々の収入や支出を記録することで、家計を節約するためのヒントや貯蓄など、お金の管理をすることができます。

上手に続けるための費目選びが重要

家計簿をつけようとレシートを手にしたとき、「これはいったい何費?」と悩んだり、あまりに細かく費目を分けすぎたため、面倒くさくなって続かなかったりと、上手に家計簿を続けていくためには費目の選び方が重要になります。

人によっては生活スタイルが違うのですから、自分に合った仕分けルールを決めるのが大切です。
そして、決めたルールに従って毎月同じ費目に仕分けします。

毎月違う費目に仕分けしてしまうと、比較検討することができなくなります。

一般的な家計簿の費目例を考えてみると、

食費、日用品費、住居費、衣料品費、水道光熱費、教育費、交通費、娯楽費、通信費、医療費、車両費、保険料、交際費、特別費、お小遣いetc.

細かく分けるともっとたくさんの費目に分けることができますが、あまりに細かいと面倒になったり、仕訳ルールが複雑になり、毎月違った費目に仕分けしてしまうということになります。

人によって家計簿の費目は違います。
フレキシブルに自分に合った費目を考え、振り分けのマイルールを決めることが大事だと思います。

せっかくデータベースで家計簿を作るので、お金の流れをしっかり把握するための費目を考えてみます。

目的に合った費目を考える。

家計簿の費目は年間のまとめ(年間収支表)をした時に見やすいようにすると、どんな費目でお金をたくさん使っているのか整理しやすく、前月・翌月との比較や春夏秋冬のシーズン毎にまとめやすくなります。

整理・比較・まとめをすることで、節約のヒントや貯蓄のスピードアップが期待できます。

年間のまとめを上手にまとめるためには、家計簿の支出費目を大カテゴリと小カテゴリに分けます。 3つの大カテゴリに分け、その中に小カテゴリで小分けするイメージになります。

固定費、特別出費、生活費

固定費・特別出費・生活費の3つが大カテゴリです。

何が原因か探しやすくするために、小カテゴリで分けた費目で集計します。
固定費は毎月ほぼ変動のない支出です。
固定費の削減は住宅ローンの借り換え、水道光熱費の料金プランの見直し、スマホや携帯プランの見直し、保険の見直しなどで大幅な削減効果があります。

固定費の費目

費目 内訳
住居費 家賃代、住宅ローン費、駐車場代など
住まいにかかわる支出

水道光熱費 水道代、電気代、ガス代
毎月支払うことが決まっている支出として、季節によって変動しますが固定費と考えます。『水道代』『電気代』『ガス代』などに分けて管理します。
通信費 固定・携帯電話料金、インターネット関連費用、NHK受信料など
毎月支払うことが決まっている支出として、固定費と考えます。
保険費 生命保険、火災保険、学資保険、自動車保険代など
月払いではなく年払いで支払っている場合は、『特別費』として別に費目を作成しても良いと思います。
教育費 保育料、小・中・高・大学の学費
『保育園』『幼稚園』『小学校』『中学校』『高校』『大学』と分けて管理
税金 健康保険、府市民税、固定資産税、自動車税、車検代など
固定資産税などを一括で支払う場合、『特別費』として別に費目を作成しても良いと思います。
小遣い 夫の小遣い、妻の小遣い、子供の小遣いなど
それぞれに分けて費目を設定しても良いと思います。
借入金返済費 自動車ローン、カードローンなどの返済費
毎月の返済ではなく一括で支払う場合、『特別費』として別に費目を作成しても良いと思います。

 

特別出費の費目

費目 内訳
冠婚葬祭費 冠婚葬祭にかかった費用
特別費 来年以降も支払う可能性のない費用、数年に1度の費用
一括で支払う固定資産税や自動車購入代金

 

生活費の費目

費目 内訳
食費 食材、惣菜、飲料、調味料、菓子、酒など
日々の食材を買うお金や外食のお金、仕事の付き合いでの外食費などをすべて食費にすると、『食費』がとても多い家計となり、「もっと安い食材を」あるいは「食費を節約しなければ」といったピントのずれた対策になります。
『娯楽費』や『交際費』、などに振り分けたほうが良いと思います。
日用品費 日用品、家事用品、雑貨など
生活するために必要な消耗品や雑貨など。
衣服・美容費 衣服、化粧品、理美容院代など
娯楽・交際費 外食代、旅行代、映画代、スポーツ観戦代、飲み代、プレゼント代など
友人との外食や飲み代が多ければ『交際費』を作成します。
車両・交通費 ガソリン代、電車代、バス代など
通勤や通学にかかる費用は固定費へ
医療費 診察料、通院費、処方薬・市販薬代、介護費用など
毎月支払う費用は固定費として『病院代』などの費目を作成
ペット費 ペットにかかわる費用
ペット全般の費用、手術台や入院費など高額の場合は『特別費』へ
雑費・その他 どこに分類していいかわからない支出

 

自分で費目をつくる

自分の家計簿の中で支出の多いものの費目をつくっておくと、その費目が使いすぎではないか確認することができます。

たとえば車やバイク、プラモデルやフィギュアなど毎月趣味にまとまったお金を使っている場合は、『趣味費』として費目をつくります。
衣服を毎月購入する人やクリーニング代がかかる人であれば、『衣服費』を独立にしてもいいと思います。
また、書籍を毎月数冊購入したり、資格試験の通信教育を受けたりする人であれば、『習い事費』という費目をつくりるべきです。

趣味や自分への投資を家計のブラックボックスにしないためにも、費目をつくることをおすすめします。

クレジットカード、電子マネー

クレジットカードでお金を支払ったら家計簿はどうつければいいのか、またWAON、suica、PayPay,など様々な電子マネーでの支払いではどうすればよいのか迷ってしまいます。

手書きで家計簿をつける場合、使ったときの日付で家計簿をつければ、家計簿上の資産と実際の資産が合いません。
また引き落とされた時に家計簿につけるとすれば、今どれだけクレジットカードで買い物をしているかわからなくて、引落日になって「うわー、使いすぎた!」となるかもしれません。

でも、データベースではカードを使用した日に引落日で入力すれば、日付順が前後することもなく、先の日付で資産を確認することができます。
たとえば、今月末にはいくらお金が残っているのか把握することができ、使うお金を我慢することができたり、反対にまだ余裕があり少し趣味に割けそうだと考えることもできます。

家計簿は使った日付順に並んでいなければ、日々の残高が前後して見にくい家計簿になります。
データベースで家計簿を作成すれば、付けた順番が前後しても、自動的に日付順に並び変えてくれます。

まとめ

最初から完璧を目指さず、コツコツ続けること。
目標は無駄な支出のない、お金が貯まる家計です。

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