【ACCESS】毎日続ける!新家計簿作成②   家計簿データベースを考える

データベース設計の流れ

データベースの設計は次のようなステップで進めていきます。

1.エンティティの抽出
2.エンティティの定義
3.正規化  正規化については、前回少し考えてみました。
4.ER図の作成

エンティティは実体と訳され、ある共通項を持ったデータの集合体であり、データベースで管理する実体です。
またエンティティとエンティティの相互関係をリレーションシップと呼びます。 この関係を図示したものがER図です。

エンティティの抽出

今回新たに作成する家計簿データベースでのエンティティを抽出します。

家計簿画像1

・家計簿ID   ・日付   ・費目   ・収入   ・支出   ・使用ポイント   
・獲得ポイント   ・決済方法   ・使用日   ・使用店舗   ・備考

テーブルを正規化します。

テーブルの正規化


ER図の作成

ER図(Entity Relationship Diagram)とは、データベース設計(データモデリング)で使う設計手法です。
エンティティ、アトリビュート、リレーション、カーディナリティと呼ばれるオブジェクトで構成されていて、データ構造を俯瞰的に設計します。

ER図にはたくさん種類がありますが、「IR記法」と「IDEF1X記法」が最もポピュラーです。
今回は「IR記法」で作図しています。

ER図

エンティティ

エンティティとはデータのまとまりのことです。
下図は「決済」に関するエンティティです。

エンティティ図

アトリビュート(属性)

アトリビュートとはエンティティの中の属性情報のことで、赤丸に囲まれているものです。

アトリビュート図

リレーション

リレーションとはエンティティ同士の関係を表す線のことです。
リレーションの詳細はカーディナリティという記号で表現します。

リレーション図

カーディナリティ(多重度)

カーディナリティとは「1対1」「1対多」「多対多」などリレーションの詳細を表現する記号です。
「0以上」や「0または1」といったことを表現することができます。

カーディナリティ図

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