データベース設計の流れ
データベースの設計は次のようなステップで進めていきます。
1.エンティティの抽出
2.エンティティの定義
3.正規化 正規化については、前回少し考えてみました。
4.ER図の作成
エンティティは実体と訳され、ある共通項を持ったデータの集合体であり、データベースで管理する実体です。
またエンティティとエンティティの相互関係をリレーションシップと呼びます。 この関係を図示したものがER図です。
エンティティの抽出
今回新たに作成する家計簿データベースでのエンティティを抽出します。

・家計簿ID ・日付 ・費目 ・収入 ・支出 ・使用ポイント
・獲得ポイント ・決済方法 ・使用日 ・使用店舗 ・備考
テーブルを正規化します。

ER図の作成
ER図(Entity Relationship Diagram)とは、データベース設計(データモデリング)で使う設計手法です。
エンティティ、アトリビュート、リレーション、カーディナリティと呼ばれるオブジェクトで構成されていて、データ構造を俯瞰的に設計します。
ER図にはたくさん種類がありますが、「IR記法」と「IDEF1X記法」が最もポピュラーです。
今回は「IR記法」で作図しています。

エンティティ
エンティティとはデータのまとまりのことです。
下図は「決済」に関するエンティティです。

アトリビュート(属性)
アトリビュートとはエンティティの中の属性情報のことで、赤丸に囲まれているものです。

リレーション
リレーションとはエンティティ同士の関係を表す線のことです。
リレーションの詳細はカーディナリティという記号で表現します。

カーディナリティ(多重度)
カーディナリティとは「1対1」「1対多」「多対多」などリレーションの詳細を表現する記号です。
「0以上」や「0または1」といったことを表現することができます。

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